診療室に入ると、診療台に座ります。この椅子はエアタービンやバキュームがセットされた歯科専用のもの。値段は3000万円もするとか。歯科医院では必要となる機器設備が高額なのです。さて、治療がはじまると歯のクリーニングをしたりする人がいるはずです。その人が歯科衛生士です。歯科助手とは異なり、患者さんの口腔内に直接触れて医療行為の一部を担う国家資格者です。その専門性を活かして、歯科治療とは別の日に「歯科衛生士の予約」がとれる歯科医院も増えてきています。歯の寿命を延ばすには、定期的な歯のクリーニングや歯石除去は必須と言えます。優秀な歯科衛生士という存在は日本中どこでも引く手あまたといったところでしょう。そしてもう一人、歯科には専門職があります。入歯やクラウン、ブリッジなどの補綴物を製作する歯科技工士です。以前は、各歯科医院には歯科技工士がいて、患者さんの歯や口の状況を見ながら人工歯を作製するのが一般的でした。しかし虫歯治療の患者の減少、歯科医院のコスト削減によって補綴物は外注する事が多くなってきました。噛み合わせの快適さも、審美的な美しさも歯科技工士がミクロン単位でピタリと合うものを作ってこそ。優秀な歯科技工士がいてくれなければ、歯科治療は成り立たないと言っても過言ではないでしょう。